明日息子と何しよう

いじめにより不登校(4年目)になった息子と過ごした、約4か月の休暇を取った親父の記録。

Twitterもやってます https://twitter.com/nanishiyoukane

休暇2週目(2/16)終了「The Sixth Sense」

表題のとおり、終わってしまった。早いなあ。いっぱいあるなあ、やりたいこと。息子との時間はもちろん、自分の時間も大切にしたい。Arduino始めたい、Python始めたい、3Dプリンタ欲しい、読書したい、筋トレしたい、ゴルフしたい、したいことだらけなんだよなあ。学生時代の自分に言いたいわ。今のうちにいろいろやっとけ!って。

 

ひとまずそれはいいとして、この休暇中これまでで息子と一番できたこと。それは「対話」。気持ちを言語化する息子の能力に感心しきりである。いつの間にそんなに成長したんだ、その考え面白すぎだろ、そんなことを思いっぱなし。中でも…

 

「俺は心と身体が分離していて、首筋の後ろあたりから常に俺を観ている。客観的に観ていると感じるし、きっとそれは理性で、俺に話しかけてくる。

神様って、信じてる人いるじゃん。多分、それって実はもう一人の自分だと思うんだよね。逆に言うと、俺の中には神がいる、って考えることもできる。」

 

いやあ、この話はさすがにビックリしたなあ。「どんなこと言ってくるの?天使と悪魔みたいな感じ?」って聞いたら「たいてい理性的なことを言ってくる。」と。少し間違えば、統合失調症、なんだろうか。なんだかある話を思い出した。確か中井久夫、という方だっただろうか。これこれ。

https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/episode/te/NR9LXWMK28/

『「なぜ統合失調症は世界のどこにおいても人類の1%前後に現れるのか」という問いに対し中井久夫は「人類のために必要だから」という大胆な仮説を打ち出す。 大航海時代、孤独な決断によって数々の困難を冷徹に乗り越える船長には天候や空気などの微細な変化・徴候を読み取り次に何が起こるかを予測する能力が必要だった。その能力の基盤は統合失調症の症例と酷似する。かつて人類は誰しもその能力をもっていた。激変する人類史の中で不必要になったその能力が抑圧されることでこの病が生まれたのではないか。第二回は、「分裂病と人類」を読み解くことで病の根源的な意味に迫っていく。』

 

なんかこういうのも何だけど、人間が普段使えていない脳の領域が使えているような気がして夢があるんだよね。生かしたいよね。この世の中でたくましく生きる力をどうやって身につけさせるか、ではなくて、この世の中に対してこの力をどう生かすか、そりゃー難しいけど、なんかワクワクするんだよね。

 

さてさて、今週は息子とどんなことしようかね。