明日息子と何しよう

いじめにより不登校(4年目)になった息子と過ごした、約4か月の休暇を取った親父の記録。

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休暇8週目(8/16)終了「休暇前半のまとめ(上)」

休暇も半分が終わってしまった。ああ…悲しすぎる。こんなにゆっくりできるのも、もうきっと定年退職後にしかないだろう。いやそれか定年前に急死したとしたらもう一生ないのか。尊い時間だ。大切にしないとなあ。そう思っているのにも関わらず、今日は寝て過ごしてしまった。寝るのは無駄だとは思ってないけど、少し後悔がある。まあ、欲求には負け続けてきた人生だからね。

 

とまあ盛大に独り言から書き始めてしまったが、今回は休暇前半のまとめをしてみる。とは言え全部書けないので、自分の気持ちや考え方を柱に、その時の息子の反応などをまとめていきたい。

 

先日記事にも書いたが、これまでで一番変化したことは、不登校の子どもをもつ親としての自分の考え方の変化である。休暇前を含め、その時の気持ちを◯◯期として名前を付けてみたら次の5つのようになった。

 

①何とかしなきゃ期

②ホームティーチャー期

③支えよう期

④聞き取り期

⑤認めることが大事だね期

 

では順にまとめていく。

①何とかしなきゃ期

これは休暇前。休暇を取る宣言をするとともに、息子に通院、通塾をしようと説得し、その場では同意を得られていたものの、通院初日に大荒れして撃沈。とにかく「何とかしなきゃ」「社会復帰させなきゃ」と焦っていた。休暇に入る直前までこの考え方だった。でもまあ、言い訳っぽくなるけど、仕事しながらだったらこんな考え方になるのは無理もないかなと思う。周りに「焦らないで。ゆっくりいこう。」と言われても、正直「いや焦るわ!あなたは親じゃないからそんな無責任なこと思うんや!この子をあと8年で社会に出さなあかんのやで!?」と思って、そういう言葉を受け止める心の余裕はなかった。

 

今思うこと。

焦って何とかなるものではない。焦ると「させよう」とばかり考えてしまい、逆効果。そしてそれは相手のことを考えて、と言いつつも実は自分が安心したい気持ちのほうが大きい。他人の人生はそう簡単にコントロールできるようなものではないことが身につまされた。なおさらうちの息子は心に大きな大きなダメージを負っているのだから、そんな他人からの働きかけで上手くいくならとっくに学校行ってる。心に受けたダメージの大きさによって、支える人は働きかけを慎重に選択する必要があると思う。

 

②ホームティーチャー期

休暇に入る直前、今日から通院という日に大荒れした息子の反応を見ていろいろと考えた結果、「学習の遅れは自分が家でなんとかしよう。社会で必要となる知識は自分が教えよう。」と考えるようになった。月曜は◯◯、火曜日は××、水曜日は△△・・・といった具合に。

しかし、自分はいい加減な性格。始めてみるとそれはゆるいものだった。やることは前日の夜「明日息子と何しよう?」と考えるいきあたりばったりスタイル。そう、ブログのタイトルにもなっている。やることをガチガチに計画せずに、「何をやるか、結果はどうなるか分かんないけど、とにかく息子と一緒に過ごす時間を作ろう」と、自分のいい加減さも肯定的に捉えられるようになった。休暇前、息子は「自分は何をされるんだろう?」というような不安を覚えていたんじゃないかと思っているが、このゆるさと一緒に過ごす時間が増えたことで息子のATフィールドが中和されていったような感じがしている。今はもう、毎日何かするということはしていないが、目標の一つであった「釣り」はまたやりたいと思っている。

 

今思うこと。

「学習の遅れをどうにかしよう」と考え、学習っぽさを出さずに色んな学びができればと思ったが、息子は何となく勘付いていたような気がする。少し構える?緊張する様子があった。息子の様子から「学習」を受け入れるには、まだパワーが足りていないと思った。学習は自分からし始めるようになるのを待つしかない。ひょっとするとしないかもしれないけど、それでも自立できる(本人の得意分野を生かして生きる)方向に導いけたらと考えている。この取り組みのよかったところは、息子との時間が増えたこと。これが以降の取り組みに繋がったと思っている。

 

つづく